■伊織■

※これはフィクションです。実在の人物とは異なります。

朝方に携帯に一通のメールが届く。 差出人は、元カノからだった。
”心配してくれてたんだね・・ありがとう”。
たった・・それだけの文章だった。知人から、俺の気持ちが伝わったらしい・・・。
あの頃を思い返せば、俺が不器用なせいでいつもあいつを泣かしてたような気がする。
そして、伊織は俺のもとから姿を消した。
数年後・・・
ふとしたことがきっかけで・・伊織と再会するが、あの時にはもう戻れない俺がいた。
そして、また、俺は同じ過ちを犯してしまう。 いつまでたっても・・成長しない馬鹿な男。
中途半端に優しくするくらいなら・・はじめからしなきゃいいのに・・。 そんな気持ちでいっぱいになる。
俺が電話に出ないのは・・唯一、不器用な俺が伊織にしてあげられる最初で最後の優しさだと思うから・・・
伊織はすごく純粋で傷つきやすい女の子だから、伊織だけを見てくれる人と早く出会って欲しい。
そして、今まで、傷ついた分・・幸せになって欲しい。と願ってる・・・。
傷つけてばかりで、ごめんな・・伊織・・・・。今までありがとう・・そして、さようなら・・・。

戻る